世紀末のおひなさま

所謂、毒親・毒子・人格障害(特にNPD)の行動に振り回されたサバイバーの自伝的なアレ

毒親への手紙ならぬ、親に説教した話

これは所謂毒親育ちのサバイバーが図らずも親へ説教した話です。実家を出て15年以上、疎遠になって10年近くという状況です。2023年の夏、兄夫婦をめぐって少しだけ連絡を取った後の冬の出来事でした。年に片手の指で足りるほどの連絡(LINE)しかしない関係の中、久しぶりに事なかれ主義の父へ連絡を入れたところ、暴君の母がいつもどおり爆発したようです。その発端となった手紙(LINE)がこちらです。

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父から連絡をいただいた印象は、「あぁ、お変わりないんだな。」と思いました。なぜ、私から父へ個人的に送ったLINEの内容があなたへ筒抜けになるのでしょう?①あなたが勝手に父のLINEをのぞいた②父が私との個人的なやり取りをあなたに共有した どちらのケースも如何なものかと思います。夫婦といえど互いのプライバシーや境界線は必要では?昔と変わらず、対等な人間関係を築けていないとお察しします。

そして、父に話を聞かずとも、あなたが父のスマホをのぞいたのだろうと想像できてしまってとても切ないです。父はあなたと話し合いをしたと言っていましたが、おそらくは、あなたが感情にまかせて怒り、勝手な解釈でこちらの状況を決めつけていたのでしょうね。父とあなたが「対等に」話し合っているところを見たことがありません。そして、あなたが「誰かに誠心誠意謝罪する」ところも見たことがありません。

父とは少しのやり取りでしたが、あなたがた夫婦から「義姉に会いたい」といったっことや「兄の発達障害を理解しよう」という姿勢について、みじんも感じられませんでした。そんな状態で兄夫婦に関わりませんよう。強く要望いたします。月末に実家近くで仕事の予定があり、実家へ立ち寄ろうかと考えがよぎったので、久しぶりに父へ様子をうかがいましたが、こんな流れ(1日中の夫婦喧嘩勃発)になるとは思いもよりませんでした。非常に残念です。

兄夫婦へ会いに行く、私たちと関わりたいとおっしゃる前に、どうぞご自分たちのことに集中してください。私のLINEひとつで一日中の話し合い(喧嘩)が勃発するようでは、おちおち連絡も取れません。例えばご近所の鈴木さん、田中さんなどのお宅で「子供が父にだけ連絡をしている。」と聞いたとき、「そんなのはおかしい!」となりますか?ならないですよね?もし聞いた相手が声をかけるとしたら「お父さんに聞きたいことでもあったんじゃない?」とか「自分には話してくれないと思って哀しいんですね」とかそういう反応になりますよ。

なぜ、私が父へ連絡すると怒るのですか?何がそんなに哀しいんですか?なぜあなたに私と父のやりとりを把握する権利があるんですか?私や父はあなたの所有物ですか?違います。他人です。他人は思い通りにならないものです。その怒りを誰かに当たり散らしたところで、心が満たされないことは、もう何十年と続けてきてわかっているはずです。どうか感情を自分のものとして受け取ってください。

お2人が対等な夫婦関係を築き、安定しないと、周りが気を遣うことになります。会うことも対話をすることも難しいということをご認識ください。(なぜ、私がこんな説教をしなければならないんですか?)そういえば、お二人が喧嘩(面前DV)をすると、生意気にも私が止めようとしたり、注意していた記憶があります。そして、改善したと感じたことはありませんでした。あなたに対して「あなたの気を晴らすために、父や兄に当たり散らすんですか?やりたいならやれば?(もう知らん)」と呆れて発言したことが何度もありましたね。そんなことをまだ私に続けさせようとするんですか?あなたの気晴らしに付きあう父にも、父の気持ちを考えないあなたにもうんざりです。

私に申し訳なかったと思うのは自由です。しかし、私は罪悪感を持てとか、見返りをよこせとか、人格者になれとか、そんなことは全く求めていませんので誤解なきよう。誤っていただいても当時の自分は救われません。社会的背景からこのような親子関係は国内の1/3くらいの過程で起きていそうですし、若かったお二人にどうにかできたとも思えません。それに自分のことは自分でしか救えないのが心理です。申し訳ないと思うなら、どうぞご自分のことをご自分で導き、自制し、目の前の相手を尊重する対等な人間関係を気づいてください。

私や発達障害の兄夫婦に関わろうとするなら、あなたと父、夫婦そろってメンタルクリニックやカウンセリングへ5年10年通う必要があると思いますので、本気で関わるならそれくらいの覚悟を持ってください。また、関わらないという選択肢もあると思います。臭いものにフタをしたまま生きることを否定はしません。今の世の中そんな人があふれていますからね。行動できる人は少数でしょう。
耳の痛いことを書いたと思います。多分、私はお2人とそもそも価値観が異なる上、互いに気を遣うなら無理に関わる必要はないという考えです。共通の趣味などを楽しむっことならできなくはないかもしれませんが、夏の一件と今回のことでさらにモヤモヤしているのが正直なところです。この話もおそらくは半分も理解いただけないことを承知でお伝えしています。

最後に、お2人はこんな風に叱ってくれる大人が周りにいないまま育ち、子を産み育てたのだろうと思っています。それは大変に難しいことだったと思います。実家では、ヒトとしての精神的なつながりや成長の仕方は学べませんでしたし、心理的に安全な場所ではありませんでした。しかし、衣食住には困らず、学費も出していただき感謝しています。子供らが自立し、伴侶もおり、社会で起きている問題に目を向けられるほどになりました。これ以上、何をお望みなのでしょうか?
現時点では価値観の違いを埋める必要もないし、互いの納得も折り合いをつけることも無理にする必要はないと思っています。こういったことは時間がかかる(それこそ10年20年)と思っていますのでご返信にはおよびません。

お元気でお過ごしください。

※くれぐれも、自分の気を紛らわすために兄や相方へ連絡を取るようなことはお控えください。自暴自棄になり被害者ぶってもあなたの求める反応は致しません。自業自得と思うだけです。あなたが怒るのは「あなたが選択したこと」であり「あなたが責任を取る」必要があります。「誰のせいでもない」のですよ。世界はそうやってまわっています。そのことを知らずに、日々を過ごすのは苦しくはないのですか?日々穏やかに過ごす人ならみんな知っていることですよ。あなたの世界も私の世界も小さいです。多くの大人に出会わなければ知りようがないかもしれませんね。

どうしても気を紛らわせたいなら、誰にも当たり散らさず、私にお電話してください。本日の日中30分程度なら通話可能です。

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その後、母からも父からも連絡はありませんが、とても晴れやかな気持ちです。親が元気なうちに、「親の問題は自分らで解決するもんよ」と伝えられたことで、私の肩の荷が下りたような心地です。親に説教した話しをもって、わたくしの自己紹介とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

はてなブログでの活動方針は……ゆるゆる考えたいと思います。